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詐欺のメカニズム

更新日:11 分前

こんにちは。すがじんです。


最近、富裕層の方々の資産形成について、

思考と感情を整理する

SANOWマップを使って

セッションを行う機会が増えてきました。



その中で少し意外だったのが、

いわゆる還暦前後の

大ベテランの富裕層の方でも、

詐欺に遭うことがあるという事実。


これは僕にとっても新鮮な驚きでした。



それを聞きながら、

「そもそも詐欺って、なんで起きるんだろう?」

と考えるようになりまして。


今日はそのあたりを、

メルマガを読んでくださっている皆さんと

共有できたらと思っています。



たとえば、こんな詐欺の話がありました。


「新興国でカジノを作る

 プロジェクトがあるんです。

 

 メンバー限定で資金を募って、

 得た利益をそのメンバーだけで分け合う」



この話を持ってきたのは、

その方が信頼していた友人ですが、


直接の関係者ではなく、

その友人の先にいた人物が

詐欺を仕掛けていたパターンです。



結果的にその友人は今、

刑務所に入っていて連絡も取れず、

相談してきた本人は


60歳を過ぎた方ですが

毎月100万円単位で入ってくるはずだった

老後資金がすべて吹き飛んだそうです。



この話を聞いて

僕が違和感を覚えたのは、


「詐欺=悪い」という

報道や常識の一方で、


「なぜ自分がそれに引っかかったのか?」

という視点で内省している人が、

意外と少ないことです。



詐欺は確かに悪いことです。

犯罪です。


でも、そもそも

「それを買った側」は、

どんな心理や構造の中にいたのか?


それを丁寧に見つめ直す人は

少ないように感じます。


詐欺は、売り手がいるからだけじゃなく、

買い手がいるから存在しているわけですよね。




たとえば、テレビ番組を見ていて

正直「レベルが低いな」

と感じるものも多いですが、


それでも放送されるのは、

視聴する人がいるから。


需要があるからこそ、

成り立っているわけです。



同じように、食品の添加物も

「体に悪い」と言われながら

売れ続けているのは、

買う人がいるからこそ、

提供され続けているという構造があります。



要するに、どんな提供側にも、

需要があるからこそ成立している。


だからこそ僕は、

詐欺の問題は

「売る側」だけではなく、

「買う側」にもあると捉えています。



つまり、「詐欺に引っかかる自分」が、

その構造にどう関わっていたのか?

という視点。



僕自身、投資の際には

明確なルールを持っています。


「このお金を巡らせることで、

 社会がよくなるか?」


「その企業が

 エンドユーザーに幸せをもたらし、

 その結果として利益が生まれて、

 それを分け合えるか?」


そうした問いを通して、

投資対象を見ています。



だから、カジノには絶対に投資しません。


人の欲望を刺激するだけのものに、

社会的な価値を

感じられないからです。


もちろん、カジノがあることで

「スリルが満たされて、逆に犯罪が減る」

というようなストーリーがあるなら

話は別ですが、


そもそもそうした社会的な価値がある

事業であれば、

わざわざ「限定募集」にする必要は

ないですよね。



「これは特別な人だけに案内しているんです」


「あなたにだけ教えるんです」


こういう言葉って、

すごく甘い誘惑がありますよね。



でも、本当にいい投資案件なら、

むしろオープンにすべきで、


クローズにしているのは、

見せられない事情があるからなんです。



そして、そういうものに

引っかかってしまう理由は、

案外シンプルだったりします。


「自分は特別だと思いたい」


「賞賛されたい」


「ラクして儲けたい」


そんな未消化の承認欲求が、

スキになって

詐欺を呼び込んでしまうのではないかと

思います。



どんなに特別感がある話でも


自分が満たされて、

周りが満たされて、


周りも繁栄するか、

自分も繁栄するか


という見方をした時に、


それが特別なお話であれ、

ご自身の正義に

合っていないはずなんですね。



ちょうど最近、

富裕層コミュニティの

主宰の方と仲良くなったこともあり、

詐欺の事例をまとめて

「詐欺パターンのデータベース」

を作ったら面白いね、

なんて話も出ています。



ただ、それを単なる

コンテンツにするのではなく、


「それを見た人が、自分の中にあるズレや

 未消化の欲を見つめ直せるような

 仕組みにできたら」

そんなことも考えたりしています。



結局のところ、詐欺というのは、

売り手だけの問題ではなく、

買い手にも問題がある。


だからこそ、買い手には

ポリシーが必要だということなんです。



俯瞰する視点や、

本来の目的思考を

日々持ちながら生きることで、


自分も周りもより良くなるし、

詐欺に引っかかる可能性も

ぐっと減ると思いませんか?


そんな構造の見方や

本質を捉える力を磨くのに、

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今回も最後まで読んでくださって、

ありがとうございました。



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