長女と話した「お金のこと」
- 仁 菅

- 10月26日
- 読了時間: 4分
今回は
「長女と話したお金のこと」
というテーマでお届けします。
最近、あらためて感じているのは、
「お金の価値観って、
親の影響が本当に大きいな」
ということです。
僕が子どものころは、
どちらかというと
「我慢をしなさい」
という教育を受けてきました。
小学生の頃には、
お小遣い帳をつけて、
限られたリソースを
計画的に使うことを教わりました。
それは今となっては、
僕のセミリタイア生活にも
生きています。
毎月の収支をきちんと把握し、
使うべきところに使うという感覚。
これは確かに
大切だと思っています。
一方で、妻の家庭は
まったく違う価値観でした。
「必要なときに、
必要な分だけお金を使えばいい」
というスタイルなんです。
バーゲンにも興味がないし、
ブランド物にも一切振り回されない。
本当に欲しいものができた時に、
迷わず買う。
それが妻の家庭での
お金の価値観でした。
この価値観には、
正直かなりの衝撃を受けました。
今の僕は思うんです。
「お金の向き合い方には、
2つのタイプがある」と。
1つは、
限られたリソースを
計画的に使うタイプ。
もう1つは、
欲しい時に素直に使い、
必要な資源は
自然と入ってくると信じるタイプ。
どちらも大切なんですよね。
妻の家族と過ごす中で、
僕は後者の
「豊かさの感覚」を学んだ気がします。
そして、今は
そのバランスを
子どもたちにも伝えています。
計画的に使うことも大事だけれど、
「お金は湧いてくる」
「循環している」
という感覚も大切にしてほしいと
思っています。
先日、
長女(高校生)と話していて、
印象に残る出来事がありました。
下の娘(8歳)が
「ガチャガチャしたいから
300円ちょうだい!」
と言ったんです。
昔の僕なら、
「そんな無駄なことに
お金を使うな!」
と反射的に言っていたでしょう。
でも今は違います。
「いいじゃん、
どんどん使ってみなよ」
と言ってる自分がいます。
そしてこう伝えました。
「僕の喜びは、
君たちに使うことなんだ。
もう自分のために
お金を使いたいことって、
あまりないんだよね。」
すると一緒にいた18歳の長女が
照れくさそうに、
「ラブユー」って言ってくれて(笑)
なんだかとても幸せな瞬間でした。
その流れで
「お金の使い方」についても話しました。
「お金は、
自分も周りも喜ぶように
使ってほしい」
たとえばガチャガチャでも、
自分がワクワクして、
妹も笑顔になるなら、
それは素敵な使い方。
逆に、
「他人の目を意識した
お金の使い方」
はやめてほしい、
とも伝えました。
ブランドものを買うにしても、
そのブランドの理念や
ストーリーに共感して、
触れて幸せを感じるなら
素晴らしい。
でも、
「これを持ってる私
すごいでしょ?」
という気持ちで持つなら、
それはただのエゴだよ、と。
幸いなことに、
うちの子どもたちは
こういう話をちゃんと聞いてくれます。
それはたぶん、
僕自身が彼女たちの願いを
できる限り
叶えてきたからだと思います。
お金の使い方って、
生き方そのものなんですよね。
経営者仲間と話していても、
本当によく思います。
どんなに立派なことを言っていても、
自分の生活だけゴージャスにして、
社員に負担を強いるような
経営者もいます。
そういう人とは、
僕は一緒にいられません。
でも逆に、
精神性が高く、
お金の循環が美しい人たちが
自然とまわりに集まってきているのを
感じます。
それが今、とても幸せです。
今日お話ししたのは、
お金の「使い方」というテーマでしたが、
結局それは
人生の「投資の仕方」なんですよね。
日々の小さな使い方の
積み重ねが、
人生全体の豊かさを形づくっていく。
そんなふうに思っています。
もしあなたも
「お金の使い方」
「貯め方」
「投資の仕方」などで
何か悩みがあれば、
ぜひフォームから教えてください。
僕なりの視点で
お答えしたいと思っています。
それでは、本日も最後までお読みいただき
ありがとうございました。
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