信念を貫くには介入が必要
- 仁 菅
- 6月14日
- 読了時間: 5分
こんにちは。すがじんです。
「信念を貫くには介入が必要」
というテーマで、
お話ししていきたいと思います。
今、ある研修に参加しています。
Money & You という研修で、
「お金とあなた」というタイトルの
内容になっています。
実は、僕はお金そのものには
そこまで興味がないというか、
資産が自然と回る仕組みができていて、
自分のやりたいことを
自由にできる状態になっているので、
「今さらお金」という感じもありますが、
自分のステージをもう一段上げたいと思い
参加しています。
では、どんなふうに
ステージを上げたいのかというと
自分とチームが開発した、
世界初・日本発のサービスを
グローバルに広げていきたいと
本気で思っています。
そのときに、やっぱり
運営メンバーに対しても、
より強い働きかけが必要だなと感じたり、
お客さんやパートナーさんにも、
もう一段階しっかり動いていただくために、
強いお願いが必要だなと
感じる場面が増えてきたんですよね。
でも……
どこかで「悪いな」と思って
躊躇してしまう自分がいたんです。
そういう迷いを超えて
「強さ」を発揮できるようになるには、
何かヒントが必要だなと思って
参加を決めました。
このセミナーは、
実はかなり有名なプログラムで
アンソニー・ロビンズ、
ロバート・キヨサキ、
ロジャー・ハミルトン、
そして日本では本田健さんなど、
名だたるメンターたちが
受講していたことでも知られています。
彼らがこのセミナーで何を掴んだのか。
そのきっかけに触れることで、
自分に足りないものを
発見したいと思ったんです。
初日は夕方18時スタート、終了は23時で
その日は、あるゲームが行われました。
簡単に言うと
「たくさん稼ごう」という内容のゲームで
チームに分かれて10回勝負をするんですね。
8人のチームがあって、
さらにその中で2人1組に分かれます。
それがさらに10チームくらいあります。
詳しい内容はネタバレになるので避けますが、
ざっくり言うと
・全員が勝てる選択肢
・一部が勝って一部が負ける選択肢
・全員が負ける選択肢
といったものが用意されていて、
その中でどう動くかを選んでいくという
構成でした。
僕の8人のチームが
最終的に一番高得点を出しました。
たかがゲームですが
人間性がものすごく出るゲームで
学びもありましたが、
同時に怖さも感じました。
なぜかというと、
全体の中で
トップスコアを出した2人組が
つるし上げにあうんです。
というのも、
その2人組が得点を取った結果、
他の同じチーム内の
3組が全員マイナスになります。
すると、
「そんなやり方でいいんですか?」
という議論が巻き起こるのです。
つまり、自分だけが得をすることで、
周りに損をさせてしまっている構図が
浮き彫りになるわけです。
このゲームからの一番の教訓は、
「みんな全員が勝つことを願っている」
という事実です。
ただ、願ってはいるけど、
実際には他のチームとのズレや、
相互理解のなさが積み重なって、
気づけば
「自分が勝って相手が損する」
選択をしてしまう人が、
次々に出てくるということなんです。
僕のチームは、
どうしてうまくいったのかというと、
やはり誰かが最初に
「全員がWINでしょ?」
という発言をしてくれたからだと思います。
僕はその言葉に勇気をもらって、
「自分が勝って他を負かそう」としていた人にも、
根気よく説得を試みました。
限られたコミュニケーションの中で、
「こうしよう、ああしようね」と繰り返し確認し、
しっかり同意を取りながら
進めていったんです。
他のチームで得点が伸びなかったところは、
“願ってはいたけど同意していない”
“確認していない”
“対話がなかった”
という状態だったとのことでした。
「いいことをしたい」と思っていても、
対話し、同意を得ていなければ、
結果として“裏切り”になってしまう。
それで従業員が
路頭に迷うような事態になったら……
闇雲に相手を信じ込んでしまうのもやっぱり違うな、
と思ったんです。
信念を貫くには、
ただ願うだけでなく、
相手との対話という
「介入」が不可欠なのだと
強く感じました。
だからこそ、
自分が「正しい」と信じることを、
根気強く伝えること。
これが本当に大事なんだと、
心から感じました。
日本人は、どちらかというと
性善説に立つ傾向がありますが、
人間は
「性善説」と「性悪説」の
両方を内包していると思います。
性悪説の面も理解しつつ、
どうやって対話して、
実際に「善」に近づけていくか。
そのアプローチを、
このゲームを通じて
強烈に学んだ気がしています。
実際、この研修に
参加していた経営者の中には、
「たかがゲームでしょ、ハハハ」
なんて軽く笑ってる人もいました。
でも、それって時間の使い方に
責任を持っていない姿勢だと思うんですよね。
こういう場面での
何気ない振る舞いこそが、
普段のビジネスや日常に出るわけですから。
だから、そういうナメた態度は
絶対にしちゃいけないと
改めて思いました。
また、このゲームを通して思ったのは
人って、自分の中にある「当たり前」が、
そのまま露呈するんだなということです。
その「素」が出る場面こそ、
人間力が問われる。
だからこそ、素を磨いていきたい。
自分がどんな選択をしているか、
無意識のうちに
どんな当たり前で動いているのか。
それに気づき、少しずつ
キャリブレーション(微調整)していくことが、
人間力を磨くということなんじゃないかなと
気付かされました。
他にも研修で気づきがあれば
シェアさせていただきたいと思います。
本日も最後までお読みいただき
ありがとうございました。
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